株式会社トーリツIT推進チームです。
パスワードと個人情報を守るためのアプローチについて
2025/02/24
前回、パスワード管理の方法として「パスキー」の紹介を行いましたが、現状では対応しているネットサービスは限られているため、依然としてIDとパスワードによる認証を行うWebサイトが大多数を占めているのが実情です。利用するサイトが増えるとともに、IDとパスワードの設定も増え、管理対象は年々増加しているのではないでしょうか。

過去には「定期的なパスワード変更を」という方針が主流でしたが、現在ではその必要性は薄れていることが総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」に明記されています。この内容は2023年に発表されたもので、記憶にある方もいらっしゃるかもしれません。
さて、ここで気になるのが「自分の個人情報が漏れていないか?」という点です。多くのWebサイトにアカウントを登録していると、どこかから情報が漏れ、氏名やメールアドレスなどの情報が第三者に知られるリスクはゼロではありません。そこで、今回紹介するのは個人情報がダークウェブで漏洩していないかをチェックできる「Googleダークウェブレポート」という機能です。
Googleダークウェブレポートはメールアドレスに関連する氏名や電話番号など、自分自身の情報がダークウェブで見つかるかを確認できるツールです。Googleアカウントをお持ちの方なら、誰でも無料で以下の7項目をチェックできます。
- ・名前
- ・住所
- ・電話番号
- ・メール
- ・社会保障番号(SSN) ※米国を拠点とするアカウントのみ確認可能
- ・ユーザー名
- ・パスワード
使い方の詳細はここでは省略しますが、このようなツールを知っていることで、ある程度の自衛が可能になります。ぜひ参考にしていただければと思います。

尚、株式会社トーリツでの情報セキュリティ基本方針はこちらのページに掲載しております。
運営本部 IT推進チーム 花嶋