株式会社トーリツ 福祉用具江戸川
「見た目」で選ぶ!?福祉用具
2024/07/09
こんにちは 福祉用具江戸川です。
福祉用具専門相談員として働いている中で、主体となる仕事が「福祉用具選定」です。
福祉用具”選定”とは、簡潔にお伝えするなら
—課題や要望に適した用具を提案し、有効かつ安全に使用出来るか検討する
ことだと考えています。
そんな”選定”業務の中でも、今回は福祉用具の「見た目」に絞ってお話します。
福祉用具の利用を検討されている最中の方、その圧倒的多数が一番初めに目に触れるのは、カタログ(画像)です。
カタログには様々な情報が記載されていますが、専門的な用語も多く、初めて見る道具の細かな機能などわかりようが無いので、おおよそ「見た目」を参考にされる方がほとんどです。他に判断基準が無いので必然ですね。
ただし使う人が「見た目」で選んでも、機能面や様々な条件と合致しているかとなると、そう上手くいきません。
「見た目」を気に入って買った服が思い描いた様に着られない!そんな話に近いかもしれません。しかし衣類もそうであるように、「見た目」は良いに越したことはないです。
例えば
これまで自分で買物に行っていたものの、足腰が弱って外にでるのが億劫……
そんな人が、好みの「見た目」の歩行器を借りる事になった場合に
外に出てみようか、また買い物に行こうか
と、少しでも考えられる一因となりうるのが「見た目」です。「見た目」はやる気に直結していると言っても過言ではありません。
逆にやる気を減退させてしまう場合もあります。いざ実物をご覧頂いて「こんな〇〇使いたくない!」と言われる事も珍しくありません。こういった場合は、使いたくない=使われない なので、ほぼ100%採用しませんし、されません。そう、どれだけ有効な機能を持った用具でも”使われなければ意味が無い”のです。
もちろん、世にある工業製品のそのどれもが自由に「見た目」を変更できないように、福祉用具もまた選べる「見た目」に限りがあります。
ただその中でも、なるべく使用者の好みに寄り添った使用に適う「見た目」の物を提案出来るように心がけています。
そして、課題解決への一歩を踏み出せる一助となれるよう願っています。
福祉用具の「見た目」とは
・軽んじてはならない。(でもこだわりは程々に)
以上、福祉用具江戸川でした。