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株式会社トーリツ 運営本部IT推進課
サイバーセキュリティに新たな一手

2024/06/10

対話型生成AIを使用してコンピュータウイルスを作成した容疑者が逮捕されるというニュースが報道されており、専門的な知識が無くともこのような事ができる世の中になってしまいました。実際にはAIで作成したコンピュータウイルスは使われることなく別件の容疑で逮捕されており、「生成AIは聞けば何でも出来る」と供述しているようです。

上記の件に限らず生成AIの悪用やスパムメールによる被害は年々拡大しており、決して対岸の火事では済まされない話になってきています。特にサイバー攻撃を受けた場合の被害は非常に大きくなる傾向にあるため、日頃からの情報収集が欠かせず守りを固める必要性が一層高まってきています。

弊社ではコンピュータウイルスへの対応として新たにDeepInstinctというソリューションを導入いたしました。こちらの製品はいわゆるパターンファイルを使用せず、AI(ディープラーニング)を活用した振る舞い検知により悪意のあるファイルや動作を認識します。同じAIを活用した事例ではありますが、AIを悪用した攻撃にAIで対抗するというなんとも皮肉な構図になっています。AIは善なのか悪なのかと考えてしまうのですが、結局は使う側のリテラシーによるのだと思います。今後におきましても新しい手法が生まれてくると思いますので日々情報をアップデートしてまいります。

トーリツ運営本部 IT推進課生成AIは便利? それとも脅威!?

運営本部 IT推進課 花嶋